ストラディバリウスとは
イタリアのストラディバリ父子3人が製作した弦楽器(ヴァイオリン以外も)のこと。特にアントニオ・ストラディバリが製作した弦楽器が有名。
ストラディバリウスの数
全部で約600挺ある。内訳はバイオリン 約520挺、チェロ 約63挺、ヴィオラ 約8挺、ギター 約5挺、マンドリン 約2挺、パープ、弓。
音の特徴
- 強くよく響く
- 華麗な音色
- 演奏者の技量に応える表現力が高い
なぜ高いのか
- 木材が今では手に入らない(当時は小氷河期で木材の年輪が細かく均一)
- 技術力が高く今でも再現できない(表板が薄いなど)
- 300年間、定期的に弾かれてきた希少性(弾かれて音は良くなる。種類による)
- 知名度が高く人気で投資の対象になっている
参考 バイオリンの価格帯のランク分け
レベル1 「入門者向け」 (30万円以下)
レベル2 「中級以上」 (30~300万円)
レベル3 「音大生」 (300~1000万円)
レベル4 「プロ」 (1000~4000万円)
レベル5 「超一流、コレクター」 (4000万円以上 ) ストラディバリウスなど
※所有者に借りている奏者もいる
ストラディバリウスの最高額
バイオリン
「レディ・ブラント 」 約12億7千万円、2011年。バブルの影響あり。
ヴィオラ
「マクドナルド 」約45億
※保存状態のいいものは高額になりやすいが、音の良し悪しはまた別。音は使い込まれたもののほうがよく鳴る。その他、安いヴァイオリンは数千万円~。
最高のストラディバリウスは?
それは、ストラディバリウス メシア(メサイア)
A・ストラディバリウスが死ぬまで手元においたもので、全てのストラディバリウスの原型といわれる。
ストラディバリウスの音を比べた実験
2010年9月のインディアナポリスの実験
20挺のヴァイオリンからプロの演奏家が音の優劣を選別した。
結果、最も優れた楽器として新作楽器が選ばれ、最も悪い楽器とされたのは1700年に制作されたストラディバリウスであった
2012年9月のヴァンセンヌでの再実験
22挺のヴァイオリン(ビストラディバリウスを含むヴィンテージ9挺と新作13挺)から10名の世界的演奏者が選別した。
結果、新作の1つが4人の演奏者によって12台中で最高であると評価され、残る6人の演奏者もその楽器を次点として選定した。上位4位までにランクインした楽器の数は、新作がヴィンテージの4倍多かった。
このことから、
- 実はそんなに音がいいわけではない
- 現代の名工の楽器はストラディバリウスを超えている
- ストラディバリウスは癖が強く演奏家との相性がある
などの可能性がある。
楽器として最高の音を奏でるかはともかく、最高の投資的価値はあるもよう。
